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鳥取県とサウジ館が「砂同盟」 万博展示の魅力発信で協力へ ヨルダン館に続き2か国目、県担当者「輪を広げていきたい」

05/07 15:00 配信

 「砂」にゆかりのある地域同士で協力して魅力を発信しようと、大阪・関西万博に出展中の鳥取県とサウジアラビア館が7日、「サンド・アライアンス」(砂同盟)を結びました。今後、それぞれの展示をめぐった来場者には記念品を渡すなど集客に向けた仕組みづくりを進めます。サンド・アライアンスは、4月23日に鳥取県がヨルダン館と結んだのに続いて2か国目です。

 鳥取県のブースには鳥取砂丘から運び込んだ砂10トンが敷き詰められていて、県によりますと、ヨルダンパビリオンの砂漠の展示と似ていたため、鳥取県からヨルダン館に「同盟」を結ぶことを提案したということです。ヨルダン館では、映画「アラビアのロレンス」や「スター・ウォーズ」のロケ地として知られる砂漠地帯の保護区ワディ・ラムの赤い砂22トンが敷き詰められています。

 サウジアラビア館に砂の実物はありませんが、館内の展示で砂漠の映像を使っていることから「砂」つながりで、サンド・アライアンスを鳥取県から提案したということです。今後は「同盟」を結んだパビリオンなどをめぐった来場者に記念品を渡すなどの集客に向けた取り組みを検討します。

 鳥取県の担当者は「万博では各国がノリよく対応してくれるので、この機会をとらえて鳥取のPRにつなげたい。サンド・アライアンスの輪を広げていきたい」と話しています。

最終更新:05/07 15:00

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